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日本語を読む、終演しました。

関係くださった皆さま、今回直接お会いしてお礼を言うことの出来なかった観劇にみえられた皆さま、
本当にありがとうございました。

いろいろ大変なことが重なって、心身ともに参っていたのですが、
なんとか立ち上がることが出来まして、明日からバリバリの活動開始にしたいものです。

本当に返す返すも良い体験をさせていただきました。
なんてったって俳優さんがすごいじゃないですか、って誰に向かっていってるんだ俺。
百戦錬磨の方ばかりで恐縮しきりでしたが、
皆さんとできて嬉しかったです。ありがとうございました。
佐戸井さん、あれ、「しと」ではなく「かみうさぎ」と読むようです。嘘ついてしまいました。ごめんなさい。

もっとちゃんと発信する、と決めました。
一日1コラム。さいてーでも一週間に1コラムくらいは書かなくちゃ。
というわけで、この後から、頑張ります。
何回目だこれ。
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ご無沙汰しておりました。
前回の更新から、思いの外滞ってない気もします。

いま九州に戻ってきています。仕事の関係と帰省とでまとまって休みをとった、というかとれた、というか。
今回は京都を経由してこっちに来たのですが、悪い芝居の事務所が全然変わってなくて、
でも確実に変わっていて、そうよそうよね、と思いかえしたりした。
京都はビックリするくらい日常を営んでいて、僕はひどく安心した。
というより、東京から来ないとこの「安心した」という感覚はきっと分かってもらえないと思っているが、
当たり前に日常を営んでいる西日本の人たちがあって、そういうひとたちが
当たり前に日常を刻んでくれているので、東に住んでいる僕たちはいろんなモノにありつけたんだと、
そういう事を考える。

さて、
福岡であった友人(年下)と話をしていたとき、

まあいろいろ考えててもきちんと言葉にして出すことが出来なけりゃいっしょだ、

という旨のことを言われる。
ちょっと眼から鱗がボロンボロンだった。
そうだよ、そのとおりだと。
だから、敢えてちゃんと書いてみようと思う。

正直、今回の地震の後のTwitterやらブログに吹き荒れる「正義」の嵐に、僕は結構参ってしまった。
なぜそんな声高に自らの正義を叫ぶことができるのか、僕には検討がつかなかった。
というより、僕には沈黙以外のすべての言葉が、
正確さを欠いた、雑で不確実なものに見えて仕方なかったからだ。
もちろんそれが必要な局面があったのかもしれないけれど、
僕はそれを選択しなかったし、僕がそうやって(ある一定の覚悟と正確さをもって)発信するには、
僕の知識なり情報なりが足りなさすぎ、結果そのような関わり方を社会とする覚悟ができなかった。
のです。

とは言っても北川もそれなりの仕事をしていたわけでして、
いまさらですが、東京大学の多目的ホールというところの維持管理をやっていました。
雑に言えば小屋付きみたいな仕事だと思ってもらえればいいと思います。
で、より正確に言えば、上には学部がいて、下には利用団体がいる、いわば中間管理職的な仕事です。
この地震が起こった後、ホールは4団体の上演を予定していました。
内2団体は中止になってしまったのですが、残りの2団体は公演を行いました。
もちろん東京大学の決定の中で行ったわけですが、
それでも「中止」の正義を叫ぶ人がいました。途中から「自粛」という言葉になりました。
この意思決定を、我々は地震が起きてから比較的短時間のうちに行うことが必要になりました。
当然のように東京大学当局との交渉も必要になります。
限られた時間とはいえ、逡巡、呻吟の末、結局我々は上演する方向で話をすすめました。

正直、未だに何がベストな選択だったかは分かりません。
やってよかった、となるのはある意味当たり前です。事故が出ないうちは、ですが。
それで「中止派」に「何もなかったじゃねーかよ」と結果オーライ論を振りかざすわけでもありません。
あくまで地震が起きず、死人が出ず、けが人も出なかったから良かっただけのことです。
もちろん準備はしましたが、それは運が良かった程度の話な気もします。
ただ、もちろん我々としては「団体側がやりたい、というならば劇場としてやれる準備をする」という
基本的な方針は曲げるつもりはありませんでした。
だからこそ、この「中止・自粛」コールに対して、神経が摩り減ったんだとも思います。
そして彼らの「正義」への迷いの無さにも、だいぶ鬱屈してしまったんだとも思います。

ちょっと回りくどくなりましたが、何がひっかかってるのか、
それはきっとこの

「正義の相対化と全体主義化」

っていう言葉にまとめられそうな気がします。


正義、は、ある特定の文脈の中で効力を発揮します。
同じ種の別の個体を殺してはいけない、という正義は人間だから成り立つのです。
カマキリには通用しません。
女性が顔以外の皮膚を出してはいけない、という正義は、
少なくとも日本の仏教を信じる人々にとっては非常にナンセンスです。
この「特定の文脈」が、非常に個人の持ち物になってきている気をちょっと前から感じていました。
その理由は、
ポストバブル、ポスト冷戦以降に社会が大きな文脈を失いつつある、ということ、と、
web2.0以降に、個人が個人の文脈を持つことを容認された気になっている、という
おおきくこの二つの大きな流れに沿うものだと思うのですが、
今回の地震で、それらが個々の生活や判断に影響するぐらいまで力を持ってきたような感覚を覚えました。
しかもこの「正しさ」が、多数決によって決められていく、
数が多くなることによって「正しく」なっていくことに、僕は恐怖を覚えました。
こんなに民主的な(と僕は思います。もし違ったら教えてください。)ステップを踏んでいながら、
非常に全体主義的な世論の形成が認められるのです。
寛容できない主義や思想は一気に叩かれることになっているように見えます。
この恐怖の中で、しばらく発信することを控えようと考えていたのですが、
件の彼の発言に戻るのですが、
言わなくちゃいけなかったんだと思い改めました。
発信できることはしていこうと、思うようになりました。
というわけで、ダーッと書いています。こんなにアレなのもなかなか無いですよね、このブログ。
いいんだ、たまにはだめですか。というか僕結構黙ってますね、今考えると。
発信していきます。ええ。決めました。

ちょっと話は戻って、この地震で、多くの人が感じている、
システムのリニューアル、新しい言論プラットフォームの創出、みたいなことも
同時に感じています。実際、劇場間での非常時の意見交換の場が新たに生まれたり、
それ以外にも多くの人がこれをチャンスだと考えていることは間違いなさそうです。

僕はいまこういう演劇を入口とするメディアの世界に身をおいていますから、
そこでのことをまずは考えるわけですが、
もう出来ることはただ一つ、人と人をつないでいくツールとしてのメディアの、
本当に初元的なところにまで立ち返った生み出し方の研究になりそうです。
それは劇作・演出だけでなく、ですが、少なくとも今後の指針の一つにはなりそうな気がしています。

なんだかずいぶん重たい自分でも途中でちょっと意味がはなれそうになるところを
なんどもなんども捕まえなおして書いた文章になりました。
恥ずかしい、これ非公開にしたらなお意味が無い笑

というわけで、しゃべることを、続けます。
それが僕に今できることだと、確信しています。
どうぞ、これからも宜しくお願いします。

キョム終わって、色々バタバタして、やっとちょっと落ち着きました。いやはや。

もうぼちぼちいろんなコトをお出しできるかと存じます。

もちょっとだけ沈黙の日々をいただけますか。殻の時期です。
いつだったか誰だったかに言われた、黙るべき時が来るのだ、っていうこと、
それをしみじみと受け入れている。

じーっと、とりあえず出てくるのを待っている。
劇団員だけ、っていうのは、想像以上にきっと地獄が待っている気がするんですね、これが。

それでいい、と、誰が、って俺が勝手に思っているのですが、
まあそうなんでしょう

言いたいことも言わない、ってしてると、
そのうち言いたいことなんてなかったんじゃないか、と
ゆってみろ、と言われて全然言えない、いや、そんな当たり前っちゃ当たり前のことなのですが、
なんだ、
言葉にしなくっちゃいけなかったんだな、っていうことを噛み締めています。

俺、嫌いなヤツスゲーいるけど、
好きになったやつのこたあ絶対に守るよ、ってことですか
陳腐だけど身の丈にあっているって感じです、えーもうそりゃあもう

あ、全然関係ないんですけど、
大阪で甘粕が頑張っているみたいで、
あいつはなんだかそういうのを「ひいちゃう」才能があるんじゃないかといっつも思うんですが、
でも、
俺も思えば彼女のおかげで劇団を始めたようなものですので、
実は俺のことも

えらいの引いちまったなー

って思ってたりして、とか、勝手に思ったりします
思っててもいいんです、僕はきっといつだってそこに戻れる気がします。

ちょっと与太話をしてしまいました
甘粕の客演するコメディユニット磯川家がそろそろ東京は王子小劇場でやるみたいです。
お時間ある方、是非。

台本に戻りますですー
悪い芝居、キョム 終演しました。

御覧頂いた皆さま、
気にかけていただいた皆さま、
お手伝いいただいた皆さま、
スタッフの方々、
キャストのみんな、
そして山崎さん、
本当にお世話になりました。ありがとうございました。

終演したいまだから言えること、
もうね、やりきったよ。
改めて、二度と出来ないって思うことばっかりでした。
全部が全部を肯定するつもりはさらさらないけれど、
いっぱいのものを得、いっぱいのものを失いました。これはきっとそうだ。
なんだってそうなのかもしれない、
けれど確実に意識できるレベルで諸々そうでした。体重とか。これは冗談。

ああ、終わったら今回は色々書くことがあるぞ、って思ってたけど、
いざ書こうとすると、実は書くことなんてほとんどなかった。
というか、もう一切合財舞台上に置いてきた気がする。

どうなんだろう、ここの記事を読んでくださるのはキョムを見てくださった方なのかな、
見てどう思った方のほうがこれにヒットする確率が高いんだろう。
嫌いだった方がここを読んでくださることもあるんだろうか、
まあいいや、書き散らすけど。
ずいぶん素直なリアクションをお客様からはいただきました。
文脈とのおつきあいの仕方を考えました。
俳優にできることの有限さと無限さ、うーん、うまいこと言えてないけれども。
まあ、それもこれも自分の肥やしになればいいと思います。
思います?違うね、します。はい。

まあ、とにもかくにも、公演終了しました。
今後もよろしくおねがいしますです。

大阪公演終演しました。
見に来ていただいた皆様、
お手伝いいただいた皆様、
スタッフの皆様、
キャストの皆様、
山崎御大、
本当にありがとうございました、お世話になりました。

ぐじゃぐじゃになりながら、ここまでやってこれました。
もうね、本当に皆様のおかげです。ありがとうございます。

以下雑感。

文脈と物語の中で、身動きが取れなかったり、
うまく話せなかったり、いや、そんなものみんなそうなんですよ、絶対。
それを補完するのを、僕たちは想像力と呼ぶ、と思うのですがいかがでしょうか。

そして、あなたに出会えたことが今回ここに来た一番の収穫でした。
最大限の感謝を込めて。ぼくはあなたに立たせてもらったんだ。
ぼくはぼくなりの最大限であたってみました。あとは東京で。宜しくお願いします。

渡す、ことの難しさをひたすらに実感する。一年だった。特に最後の二発。
それでも僕たちは表現することを続けていこうと思います。勝手に。

それはとても孤独な道程で、必ずしも愉快なものではないのですが、
ぼくはここに決めました。

さて、年明けは東京です。ただいま、東京。
ぼくの二ヶ月の全てです。裏でやってるあそこもいいけど、
悪い芝居も、是非宜しく。
以下詳細です。
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精華演劇祭2010 AUTUMN/WINTER参加
京都芸術センター製作支援事業
悪い芝居vol.11『キョム!』
作・演出 山崎彬

芝居を観よう。芝居を観よう。どうせ観るなら「悪い芝居」を観よう。
日常生活ん中、潜む芝居じみたモノたち突然、肩ポンかれる。
HEADフォン愛マスク渡され、装着。手ひかれ車乗せられ、ワープ。
も一度肩ポン叩かれ、HEADフォン愛マスクはずすと、そこは小さな劇場だった!
見ず知らず、芝居じみたモノたちの、劇場生活なれの果て。
それが今回の悪い芝居。
劇場を出た糞爽やかな青空に(夕空に)(夜空に)(曇空に)浮かぶのです。
「キョム!」が。

ありのままを出します。ので、観にいらしてください。
聖夜。謹賀新年。さんきゅ。

出演:植田順平 大川原瑞穂 進野大輔 西岡未央 山崎彬 
浅田奈緒子(ドキドキぼーいず) 池川貴清 太田綾香(トイガーデン) 大原渉平 
北川大輔(カムヰヤッセン) 谷井佳輔 名越未央 宗岡ルリ

■東京公演
【会場/地図】
下北沢 駅前劇場
地図


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【日程】
2011年1月14日(金)~16日(日)
14日(金) 19:30
15日(土) 15:00/19:00
16日(日) 15:00
全4ステージ

■料金
一般 2500円/学生 2000円
※当日券は500円増
中高生 3人1組で3000円

■予約
WEB http://ticket.corich.jp/apply/23911/022(東京公演)
から、ご予約できます!!

その他詳細は特設サイトhttp://waruishibai.jp/kyom/(携帯可)にて。

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Профиль
HN:
キタガワダイスケ
性別:
男性
Часы
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