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今年もどうぞよろしくお願いします。
さてさて。
稽古稽古の日々です。毎回毎回の座組で探り探りな所があるので、アレなんですが、
とても充実した稽古場になっているような気がします。気がしてるだけじゃダメやん。な。

毎回毎回過去更新を狙っているのですが、あんなのやそんなのもひっくるめて、苦悶しています。
僕は今回本当に人との距離のとり方が下手なんだ、ということを実感しました。ごめんなさいこれまでの皆様。

きっととっても重いんだと思う。
好きだとか、大事だとか、そういう全部のことが一緒くたになって、
もうひっちゃかめっちゃかです。そんな稽古場。なんだそりゃ。

もう当たり前のように好きな俳優さん、好きなスタッフさんしか呼んでいないので、
それはそれは毎日がてんてこ舞いです。
何年越しかの片思いが実った人、何公演ぶりかに一緒になってたくましさを感じる人、
毎回一緒に作ってくれる人、みんなに、みんなに最大限の敬意と愛とを。

これまでで一番ひっしゃがれそうです。ここを超えたい。今超えたい。
そしてあなたに見てほしい。作品で全部お返しします。
劇場でお待ちしております。以下詳細。

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(公財)武蔵野文化事業団提携公演[東京]・京都芸術センター共催公演[京都]
カムヰヤッセン 第七回公演
「バックギャモン・プレイヤード」
脚本・演出 北川大輔

こんなに凪いでいる時も珍しい、というほど穏やかだった。
しばらくそのコップの中の嵐を眺めた後、嵐は次第に収まって、夜がきた。
それから暫くの間、海は鳴かなかった。
海を知らなかった男は、海の絵を描こうと思った、
が、男は本物の海を知らなかったので、白い磁器のカップの絵を描いた。

こんな日はもう来ないのではないか、と思うほどその日は暖かかった。
庭に広げた洗濯物は、朝食の前にはしっかり乾いていた。そして朝がきた。
それから暫くの間、雨は降らなかった。
陽の光を知らなかった女は、太陽と話をしようとした、
が、女は本当の太陽を知らなかったので、庭に咲いている向日葵と話をした。

そこに住む人たちは皆、本当の海も本当の太陽も知らなかったのだけれど、
嵐はコップの中で起こるものだったし、
向日葵の向いている方向に太陽が出ていることは知っていたので、
特段そんなに困ることはなかった。
そういったものを自分たちが知らない、ことも知っていたし、
その知らないことすら知らない連中に比べたら、
自分たちは幾分かましだと思っていたから、
自分たちの知っていることに疑いを向けることも少なかった。

みんながそれでよかったんだと気づいたときには、
誰もカップの海を書くこともなかったし、向日葵は黙ったままだった。


今回のカムヰヤッセンは、そんな話になりそうです。

出演:甘粕阿紗子、小島明之、北川大輔、安藤理樹(PLAT-formance)、伊比井香織、
     今城文恵(浮世企画)、大西智子(あなざーわーくす)、
         岡山誠 (ブルドッキングヘッドロック)、尾倉ケント(アイサツ)、
         小玉久仁子(ホチキス)、齋藤陽介、辻貴大、西岡未央(悪い芝居)、
         埜本幸良(範宙遊泳)、森田祐吏(北京蝶々)、山脇唯(ヨーロッパ企画)

■東京公演
2012年2月9日(木)~13日(月) 於 吉祥寺シアター
全8ステージ

【日程】
2月9日(木) 19:30
10日(金) 15:00/19:30
11日(土) 14:00/19:00
12日(日) 14:00/19:00
13日(月) 15:00

【会場/地図】
吉祥寺シアター
JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅より徒歩5分


より大きな地図で 吉祥寺シアター を表示


■京都公演
2012年2月24日(金)~26日(日) 於 京都芸術センター
全5ステージ

【日程】
2月24日(金) 19:30
25日(土) 15:00/19:00
26日(日) 13:00/18:00

【会場/地図】
四条烏丸 京都芸術センター
阪急京都線「烏丸」駅、地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩5分
地下鉄東西線「烏丸御池駅」より徒歩10分


より大きな地図で 京都芸術センター を表示

■料金
前売 一般 3000円/学生 2500円 (※当日券は300円増)
※学生の方は当日受付にて学生証を拝見させていただきます。

■予約
東京公演の予約はこちらから

京都公演の予約はこちらから
から、ご予約できます!!



その他詳細は特設サイトカムヰヤッセンホームページ(携帯可)にて。



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いよいよ、次回公演の全貌が明らかになってまいりましたー
やー、なんだ、スゲーな我ながら。毎回毎回すごい命がけ。

是非とも観ていただきたい。お忙しい時期かとは思いますが。
とりあえず、12月中にご予約、お振込み頂きますと若干チケット代安くなります。

手帳とにらめっこしながら、是非。

以下詳細です。
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(公財)武蔵野文化事業団提携公演[東京]・京都芸術センター共催公演[京都]
カムヰヤッセン 第七回公演
「バックギャモン・プレイヤード」
脚本・演出 北川大輔

こんなに凪いでいる時も珍しい、というほど穏やかだった。
しばらくそのコップの中の嵐を眺めた後、嵐は次第に収まって、夜がきた。
それから暫くの間、海は鳴かなかった。
海を知らなかった男は、海の絵を描こうと思った、
が、男は本物の海を知らなかったので、白い磁器のカップの絵を描いた。

こんな日はもう来ないのではないか、と思うほどその日は暖かかった。
庭に広げた洗濯物は、朝食の前にはしっかり乾いていた。そして朝がきた。
それから暫くの間、雨は降らなかった。
陽の光を知らなかった女は、太陽と話をしようとした、
が、女は本当の太陽を知らなかったので、庭に咲いている向日葵と話をした。

そこに住む人たちは皆、本当の海も本当の太陽も知らなかったのだけれど、
嵐はコップの中で起こるものだったし、
向日葵の向いている方向に太陽が出ていることは知っていたので、
特段そんなに困ることはなかった。
そういったものを自分たちが知らない、ことも知っていたし、
その知らないことすら知らない連中に比べたら、
自分たちは幾分かましだと思っていたから、
自分たちの知っていることに疑いを向けることも少なかった。

みんながそれでよかったんだと気づいたときには、
誰もカップの海を書くこともなかったし、向日葵は黙ったままだった。

今回のカムヰヤッセンは、そんな話になりそうです。

出演:甘粕阿紗子、小島明之、北川大輔、安藤理樹(PLAT-formance)、伊比井香織、
     今城文恵(浮世企画)、大西智子(あなざーわーくす)、
         岡山誠 (ブルドッキングヘッドロック)、尾倉ケント(アイサツ)、
         小玉久仁子(ホチキス)、齋藤陽介、辻貴大、西岡未央(悪い芝居)、
         埜本幸良(範宙遊泳)、森田祐吏(北京蝶々)、山脇唯(ヨーロッパ企画)

■東京公演
2012年2月9日(木)~13日(月) 於 吉祥寺シアター
全8ステージ
【日程】
2月9日(木) 19:30
10日(金) 15:00/19:30
11日(土) 14:00/19:00
12日(日) 14:00/19:00
13日(月) 15:00
【会場/地図】
吉祥寺シアター
JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅より徒歩5分


より大きな地図で 吉祥寺シアター を表示


■京都公演
2012年2月24日(金)~26日(日) 於 京都芸術センター
全5ステージ
【日程】
2月24日(金) 19:30
25日(土) 15:00/19:00
26日(日) 13:00/18:00
【会場/地図】
四条烏丸 京都芸術センター
阪急京都線「烏丸」駅、地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩5分
地下鉄東西線「烏丸御池駅」より徒歩10分


より大きな地図で 京都芸術センター を表示


■料金
前売 一般 3000円/学生 2500円 (※当日券は300円増)
早割 一般 2700円/学生 2200円
(■早割とは…
お早めにご予約いただけるお客様に、お値段を安くご提供させて頂きます。
2011年12月末までにご予約・お振込みいただけるお客様対象です。
お申し込みいただいたお客様にはもれなく、劇団グッズ500円クーポン券をお付けいたします。
なお、振込手数料はお客様のご負担とさせて頂きます。)

※学生の方は当日受付にて学生証を拝見させていただきます。


■予約
東京公演の予約はこちらから
京都公演の予約はこちらから
から、ご予約できます!!

その他詳細は特設サイトカムヰヤッセンホームページ(携帯可)にて。

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ご予約お待ちしております!!
えー、満を持して、といいますか、きちんと発表します。

次の北川参加作品は、

せたがや文化財団主催

『日本語を読む その4~ドラマ・リーディング形式による上演』

です!!

ちょっと一応解説しときます。
日本語を読む、とは:近・現代の日本の戯曲が持つ言葉の豊かさと、次代を担う若手演出家の魅力をご堪能いただくシリーズ。
これで、北川演出をさせていただくことになりました。
ちなみに戯曲は僕の出身劇団である劇団綺畸の創始者である故・如月小春女史の「家、世の果ての・・・」です。

んーと、何から書こう。
ちょっと、だいぶ、めっちゃ、わっぜ、大変な企画です。大変なのは俺か。
なによりキャスト陣が半端無く豪華なんです。あ、ちょっとミーハー視点ですね、
もちょっとちゃんと言うと、いずれの方も第一線で活躍されている舞台俳優さんばかり。
だいぶ緊張しています。いやはや、それ以上に武者震いです。

如月さんに、こんなところでお会いしました。
綺畸は、僕の知る限りでもたくさんの演劇人を輩出していて、
僕などまだきっとその方達の足元にも及ばないのですが、
あっしでよござんすか、と思わないことはないのですが、
如月さんの胸を借りてちょっと頑張ってみようと思います。はい。

そして会場がシアタートラム。
一つ、目標でした。三軒茶屋の、チンチン電車の駅の真横。

好きな劇場で、素晴らしい俳優さんたちと、魂のこもった戯曲で、作品を作ります。
ぜひ、劇場で目撃してください。宜しくお願いします。

以下、詳細です。
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せたがや文化財団主催
「日本語を読む その4~ドラマ・リーディング形式による上演」
Bプログラム 「家、世の果ての・・・」
作:如月小春  演出:北川大輔

2011年5月5日(木)・7日(土)
於 シアタートラム

[出演]
石母田史朗 粕谷吉洋 久世星佳 佐戸井けん太 ともさと衣 松金よね子 吉見一豊 吉本菜穂子

[公演日時]
2011年5月5日(木・祝) 19:00~
          5月7日(土)        19:00~

[会場]
シアタートラム



大きな地図で見る

[料金]
全席自由
一般  1,000円
高校生以下 500円(世田谷パブリックシアターチケットセンターのみ取扱い、年齢の確認できるものを要提示) 
U24 500円(世田谷パブリックシアターチケットセンターにて要事前登録、登録時年齢確認できるものを要提示、オンラインのみ取扱い、枚数限定)

[チケット予約]
今回の公演は、世田谷パブリックシアターホームページから会員登録していただくことで、お買い求めになれます。

[お問い合わせ]
世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515
世田谷パブリックシアター 詳細ページまで。

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取り急ぎの宣伝になりましたが、どうぞぜひお越しください!
損をさせるものにはならないと自負しております!
よろしくお願いします!!!

サザンカの終演のご挨拶をかいていて、一時保存して打ち合わせ中に今回の地震にあいました。
赤坂のビルん中にいたんですがね、いやあ、こえーのなんのって、走馬灯・ランズ・スルー・マイブレイン。
ちょっと小島風に。あ、ちがうか。

今回の地震で被災された方々にお見舞いを、亡くなった方とご家族の方におくやみを。
参加するはずだった舞台フェスが中止になったり、
本当に昨日までどうにか本番をまわしたり。
いろんな悲喜こもごもがあって、でも僕達どうにかやってます。

いろんな正義が飛び交って、
まあそんなにみんなよく色々いえるわと、ちょっとうんざりしていたんだけど、
あ、でもみんな誠実に、必死に生きてます。
渋谷がありえなく暗くて、甲州街道には必要最低限な街灯しか点いていなかったけれど、
略奪なんかは起こったってのを聞かないし、どんだけ長い列でもみんな整然と待っている。
みんな粛々と自分ができることをやっているようです。僕もそうです。
だから、元気です、きっと、みんな、元気だと思います。

しばらく更新が滞るかもです。ただでさえそうなのだから、もしかするとすごく長い滞りかもしれない、
だけど必ず元気でやってます。
ありがとうございます。
台本書いてました笑

なんやかんやと、何につまずいているのかがやっと把握できた気がします。
そんなこんなで稽古も大詰め、いよいよもう少しで小屋入りです。
つまずいていたのを把握したのはきっと僕だけじゃなくって、
京都で飯を食ったときにS嬢に言った言葉を思い出す。意味はあった、と思うのです。

膨らんでいく「それ」以外のものたちと、向き合わなくなると案外大したことなかった、って気づくみたいに、
もしかするとリヤカーを押さなくてはいけなくなるかもしれないけれど、
それはそれで楽しいかもしれないと、
もちろんそんな事ばっかり考えているわけじゃないけれど、
ある種のハラがすわった気がします。

見に来てください。きっと面白くなっているはず。

以下詳細です。

カムヰヤッセン 番外公演
Corich 舞台芸術祭 2011春 一次審査通過作品
『サザンカの見える窓のある部屋』

2011年3月3日(木)~6日(日)
於 下北沢 小劇場 楽園

そこはどういう部屋なのかを想像してみる。

ビールの缶には煙草の吸殻が詰まっていて、
鼻をかんだ後のちり紙が散乱している。
加湿器とかあってもいい。
隣にはもしかしたらビックリするくらい
背の高いマンションとかがあって
そこは一日中陽が当たらないかもしれない。

縁側の向こうには
もうすっかり背丈の縮んでしまった
サザンカの木が
植わっていることにする。
ぼたぼたと、何房も
地面に落ちてしまっていて、
時間が経ったからか、
ところどころ茶色に変色している。

冬から春になる時、ってのは
いっぱいのものが生まれるそばで、
いっぱいのものがダメになっていく気がします。
今回はそんな話になれば、と思っています。

あ、あと初めての劇団員のみの公演です。
改めまして、カムヰヤッセンです。
劇場でお待ちしております。

脚本・演出・今回は出ます

北川大輔

[出演]
甘粕阿紗子 金沢啓太 遠藤友香理 小島明之 北川大輔

[タイムテーブル]
3/3(木) 19:30~
3/4(金) 15:00~/19:30~
3/5(土) 15:00~/19:30~
3/6(日) 14:00~/18:30~

[料金]
一般 2,500円 学生 2,300円 初日割 2,300円

[会場]
下北沢 小劇場 楽園


より大きな地図で 下北沢駅から劇場までの行き方 を表示

[チケット取り扱い]
こちらからご予約いただけます。

いろいろご報告することも他にもあるのですが、まあよかったら劇場でお話させてくださいませ。
ちけっと、ぼちぼち満席の回も出始めております、ぜひぜひ、お早めのご予約をお願い申し上げますです!

あと、3月コレ終わったら、と、5月のGWにもう一つ、企画が待っていたりします。
スゲー楽しみです。
ではでは、劇場でお会いしましょうです。

Профиль
HN:
キタガワダイスケ
性別:
男性
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