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ビックリするくらいの青空。風がワオンワオン言うてますけど、カラッとしててビックリする。

以前九州に住んでいたときは、台風が来るのは本当に日常茶飯事だったので、こっちにきてから台風への備えの大変さにびっくりしたりする。

鹿児島は特に台風がよく通るというか、まずはここから、みたいな雰囲気さえあったから、だいたいどんな、中心気圧が950を下回っても学校はあったし、だいたい市電は動いていた。
うちの高校は、市電が止まったら休校、という都市伝説なのかほんとなのかよくわからないようなルールがあって、でこの「市電が止まる」ってことは本当にビックリするくらいなくて、だいいち線路が流されてしまった時も翌日から営業していたらしいから、そりゃあ止まんねーよ思ったものだった。

なんだ、ビックリするくらい空が青くてはーっ、ってなるねこりゃ。

東京に出てきて、台風は忌むべきものになった。
電車すぐ止まるし、劇場に入ってる時に台風なんか来ようものならそれはそれはお客さんは減るし、
あとなんだ、夏になるときにくる、っていうよりは秋から冬になっていくときにくる、っていうのがなんとなく触感としてあって、台風がいったあと、生ぬるい湿気をたっぷり含んだ風が行ってしまうと、今度は冬のひんやりした空気に変わったりして、寂寥、っていうのがぴったりな、そんな台風。お付き合いの仕方も大分変わってしまった。

アレはいつだったか、まだ学生劇団にいた自分のことだった、台風の日に部室に止まったことがあった。
今の部室はプレハブの、電気も通っていて、なんと地デジも見れるらしいような小奇麗な奴になってしまったけれども、当時は震度4が来れば出たほうがいい、みたいな。雨が降ればだいたい雨漏り、しょっちゅう停電、みたいなとこだった。それはそれで愛着があったのだけれど、まあなんていうかめちゃくちゃだった。喰ったそばからカップラーメンのカップが天井に貼られ、たまったやつが下の畳に落ちて大惨事、なんてのもあった。いい部室だった。名前を漠、といった。

先日佐戸井さんとご一緒させていただいたときにたまたまこの部室の話になった。

「もう取り壊されたんです」
「そう・・・」

なんとも言えない気持ちになった。

演劇のことは最初だいたいあそこで学んだ気がする。今どこが面白い、あそこは駄目だ、今度は何をやろうか。大学の時のことを思い出すとき、あの薄暗い、かび臭い部屋の絵面が一番に浮かぶ。今もそういう話がされてるといいなあ、と切に思う。

とか、台風が行った日に思い出してみたのでした。
よし、打ち合わせに行ってきます!!
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