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えー、満を持して、といいますか、きちんと発表します。

次の北川参加作品は、

せたがや文化財団主催

『日本語を読む その4~ドラマ・リーディング形式による上演』

です!!

ちょっと一応解説しときます。
日本語を読む、とは:近・現代の日本の戯曲が持つ言葉の豊かさと、次代を担う若手演出家の魅力をご堪能いただくシリーズ。
これで、北川演出をさせていただくことになりました。
ちなみに戯曲は僕の出身劇団である劇団綺畸の創始者である故・如月小春女史の「家、世の果ての・・・」です。

んーと、何から書こう。
ちょっと、だいぶ、めっちゃ、わっぜ、大変な企画です。大変なのは俺か。
なによりキャスト陣が半端無く豪華なんです。あ、ちょっとミーハー視点ですね、
もちょっとちゃんと言うと、いずれの方も第一線で活躍されている舞台俳優さんばかり。
だいぶ緊張しています。いやはや、それ以上に武者震いです。

如月さんに、こんなところでお会いしました。
綺畸は、僕の知る限りでもたくさんの演劇人を輩出していて、
僕などまだきっとその方達の足元にも及ばないのですが、
あっしでよござんすか、と思わないことはないのですが、
如月さんの胸を借りてちょっと頑張ってみようと思います。はい。

そして会場がシアタートラム。
一つ、目標でした。三軒茶屋の、チンチン電車の駅の真横。

好きな劇場で、素晴らしい俳優さんたちと、魂のこもった戯曲で、作品を作ります。
ぜひ、劇場で目撃してください。宜しくお願いします。

以下、詳細です。
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せたがや文化財団主催
「日本語を読む その4~ドラマ・リーディング形式による上演」
Bプログラム 「家、世の果ての・・・」
作:如月小春  演出:北川大輔

2011年5月5日(木)・7日(土)
於 シアタートラム

[出演]
石母田史朗 粕谷吉洋 久世星佳 佐戸井けん太 ともさと衣 松金よね子 吉見一豊 吉本菜穂子

[公演日時]
2011年5月5日(木・祝) 19:00~
          5月7日(土)        19:00~

[会場]
シアタートラム



大きな地図で見る

[料金]
全席自由
一般  1,000円
高校生以下 500円(世田谷パブリックシアターチケットセンターのみ取扱い、年齢の確認できるものを要提示) 
U24 500円(世田谷パブリックシアターチケットセンターにて要事前登録、登録時年齢確認できるものを要提示、オンラインのみ取扱い、枚数限定)

[チケット予約]
今回の公演は、世田谷パブリックシアターホームページから会員登録していただくことで、お買い求めになれます。

[お問い合わせ]
世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515
世田谷パブリックシアター 詳細ページまで。

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取り急ぎの宣伝になりましたが、どうぞぜひお越しください!
損をさせるものにはならないと自負しております!
よろしくお願いします!!!

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ご無沙汰しておりました。
前回の更新から、思いの外滞ってない気もします。

いま九州に戻ってきています。仕事の関係と帰省とでまとまって休みをとった、というかとれた、というか。
今回は京都を経由してこっちに来たのですが、悪い芝居の事務所が全然変わってなくて、
でも確実に変わっていて、そうよそうよね、と思いかえしたりした。
京都はビックリするくらい日常を営んでいて、僕はひどく安心した。
というより、東京から来ないとこの「安心した」という感覚はきっと分かってもらえないと思っているが、
当たり前に日常を営んでいる西日本の人たちがあって、そういうひとたちが
当たり前に日常を刻んでくれているので、東に住んでいる僕たちはいろんなモノにありつけたんだと、
そういう事を考える。

さて、
福岡であった友人(年下)と話をしていたとき、

まあいろいろ考えててもきちんと言葉にして出すことが出来なけりゃいっしょだ、

という旨のことを言われる。
ちょっと眼から鱗がボロンボロンだった。
そうだよ、そのとおりだと。
だから、敢えてちゃんと書いてみようと思う。

正直、今回の地震の後のTwitterやらブログに吹き荒れる「正義」の嵐に、僕は結構参ってしまった。
なぜそんな声高に自らの正義を叫ぶことができるのか、僕には検討がつかなかった。
というより、僕には沈黙以外のすべての言葉が、
正確さを欠いた、雑で不確実なものに見えて仕方なかったからだ。
もちろんそれが必要な局面があったのかもしれないけれど、
僕はそれを選択しなかったし、僕がそうやって(ある一定の覚悟と正確さをもって)発信するには、
僕の知識なり情報なりが足りなさすぎ、結果そのような関わり方を社会とする覚悟ができなかった。
のです。

とは言っても北川もそれなりの仕事をしていたわけでして、
いまさらですが、東京大学の多目的ホールというところの維持管理をやっていました。
雑に言えば小屋付きみたいな仕事だと思ってもらえればいいと思います。
で、より正確に言えば、上には学部がいて、下には利用団体がいる、いわば中間管理職的な仕事です。
この地震が起こった後、ホールは4団体の上演を予定していました。
内2団体は中止になってしまったのですが、残りの2団体は公演を行いました。
もちろん東京大学の決定の中で行ったわけですが、
それでも「中止」の正義を叫ぶ人がいました。途中から「自粛」という言葉になりました。
この意思決定を、我々は地震が起きてから比較的短時間のうちに行うことが必要になりました。
当然のように東京大学当局との交渉も必要になります。
限られた時間とはいえ、逡巡、呻吟の末、結局我々は上演する方向で話をすすめました。

正直、未だに何がベストな選択だったかは分かりません。
やってよかった、となるのはある意味当たり前です。事故が出ないうちは、ですが。
それで「中止派」に「何もなかったじゃねーかよ」と結果オーライ論を振りかざすわけでもありません。
あくまで地震が起きず、死人が出ず、けが人も出なかったから良かっただけのことです。
もちろん準備はしましたが、それは運が良かった程度の話な気もします。
ただ、もちろん我々としては「団体側がやりたい、というならば劇場としてやれる準備をする」という
基本的な方針は曲げるつもりはありませんでした。
だからこそ、この「中止・自粛」コールに対して、神経が摩り減ったんだとも思います。
そして彼らの「正義」への迷いの無さにも、だいぶ鬱屈してしまったんだとも思います。

ちょっと回りくどくなりましたが、何がひっかかってるのか、
それはきっとこの

「正義の相対化と全体主義化」

っていう言葉にまとめられそうな気がします。


正義、は、ある特定の文脈の中で効力を発揮します。
同じ種の別の個体を殺してはいけない、という正義は人間だから成り立つのです。
カマキリには通用しません。
女性が顔以外の皮膚を出してはいけない、という正義は、
少なくとも日本の仏教を信じる人々にとっては非常にナンセンスです。
この「特定の文脈」が、非常に個人の持ち物になってきている気をちょっと前から感じていました。
その理由は、
ポストバブル、ポスト冷戦以降に社会が大きな文脈を失いつつある、ということ、と、
web2.0以降に、個人が個人の文脈を持つことを容認された気になっている、という
おおきくこの二つの大きな流れに沿うものだと思うのですが、
今回の地震で、それらが個々の生活や判断に影響するぐらいまで力を持ってきたような感覚を覚えました。
しかもこの「正しさ」が、多数決によって決められていく、
数が多くなることによって「正しく」なっていくことに、僕は恐怖を覚えました。
こんなに民主的な(と僕は思います。もし違ったら教えてください。)ステップを踏んでいながら、
非常に全体主義的な世論の形成が認められるのです。
寛容できない主義や思想は一気に叩かれることになっているように見えます。
この恐怖の中で、しばらく発信することを控えようと考えていたのですが、
件の彼の発言に戻るのですが、
言わなくちゃいけなかったんだと思い改めました。
発信できることはしていこうと、思うようになりました。
というわけで、ダーッと書いています。こんなにアレなのもなかなか無いですよね、このブログ。
いいんだ、たまにはだめですか。というか僕結構黙ってますね、今考えると。
発信していきます。ええ。決めました。

ちょっと話は戻って、この地震で、多くの人が感じている、
システムのリニューアル、新しい言論プラットフォームの創出、みたいなことも
同時に感じています。実際、劇場間での非常時の意見交換の場が新たに生まれたり、
それ以外にも多くの人がこれをチャンスだと考えていることは間違いなさそうです。

僕はいまこういう演劇を入口とするメディアの世界に身をおいていますから、
そこでのことをまずは考えるわけですが、
もう出来ることはただ一つ、人と人をつないでいくツールとしてのメディアの、
本当に初元的なところにまで立ち返った生み出し方の研究になりそうです。
それは劇作・演出だけでなく、ですが、少なくとも今後の指針の一つにはなりそうな気がしています。

なんだかずいぶん重たい自分でも途中でちょっと意味がはなれそうになるところを
なんどもなんども捕まえなおして書いた文章になりました。
恥ずかしい、これ非公開にしたらなお意味が無い笑

というわけで、しゃべることを、続けます。
それが僕に今できることだと、確信しています。
どうぞ、これからも宜しくお願いします。

サザンカの終演のご挨拶をかいていて、一時保存して打ち合わせ中に今回の地震にあいました。
赤坂のビルん中にいたんですがね、いやあ、こえーのなんのって、走馬灯・ランズ・スルー・マイブレイン。
ちょっと小島風に。あ、ちがうか。

今回の地震で被災された方々にお見舞いを、亡くなった方とご家族の方におくやみを。
参加するはずだった舞台フェスが中止になったり、
本当に昨日までどうにか本番をまわしたり。
いろんな悲喜こもごもがあって、でも僕達どうにかやってます。

いろんな正義が飛び交って、
まあそんなにみんなよく色々いえるわと、ちょっとうんざりしていたんだけど、
あ、でもみんな誠実に、必死に生きてます。
渋谷がありえなく暗くて、甲州街道には必要最低限な街灯しか点いていなかったけれど、
略奪なんかは起こったってのを聞かないし、どんだけ長い列でもみんな整然と待っている。
みんな粛々と自分ができることをやっているようです。僕もそうです。
だから、元気です、きっと、みんな、元気だと思います。

しばらく更新が滞るかもです。ただでさえそうなのだから、もしかするとすごく長い滞りかもしれない、
だけど必ず元気でやってます。
ありがとうございます。
台本書いてました笑

なんやかんやと、何につまずいているのかがやっと把握できた気がします。
そんなこんなで稽古も大詰め、いよいよもう少しで小屋入りです。
つまずいていたのを把握したのはきっと僕だけじゃなくって、
京都で飯を食ったときにS嬢に言った言葉を思い出す。意味はあった、と思うのです。

膨らんでいく「それ」以外のものたちと、向き合わなくなると案外大したことなかった、って気づくみたいに、
もしかするとリヤカーを押さなくてはいけなくなるかもしれないけれど、
それはそれで楽しいかもしれないと、
もちろんそんな事ばっかり考えているわけじゃないけれど、
ある種のハラがすわった気がします。

見に来てください。きっと面白くなっているはず。

以下詳細です。

カムヰヤッセン 番外公演
Corich 舞台芸術祭 2011春 一次審査通過作品
『サザンカの見える窓のある部屋』

2011年3月3日(木)~6日(日)
於 下北沢 小劇場 楽園

そこはどういう部屋なのかを想像してみる。

ビールの缶には煙草の吸殻が詰まっていて、
鼻をかんだ後のちり紙が散乱している。
加湿器とかあってもいい。
隣にはもしかしたらビックリするくらい
背の高いマンションとかがあって
そこは一日中陽が当たらないかもしれない。

縁側の向こうには
もうすっかり背丈の縮んでしまった
サザンカの木が
植わっていることにする。
ぼたぼたと、何房も
地面に落ちてしまっていて、
時間が経ったからか、
ところどころ茶色に変色している。

冬から春になる時、ってのは
いっぱいのものが生まれるそばで、
いっぱいのものがダメになっていく気がします。
今回はそんな話になれば、と思っています。

あ、あと初めての劇団員のみの公演です。
改めまして、カムヰヤッセンです。
劇場でお待ちしております。

脚本・演出・今回は出ます

北川大輔

[出演]
甘粕阿紗子 金沢啓太 遠藤友香理 小島明之 北川大輔

[タイムテーブル]
3/3(木) 19:30~
3/4(金) 15:00~/19:30~
3/5(土) 15:00~/19:30~
3/6(日) 14:00~/18:30~

[料金]
一般 2,500円 学生 2,300円 初日割 2,300円

[会場]
下北沢 小劇場 楽園


より大きな地図で 下北沢駅から劇場までの行き方 を表示

[チケット取り扱い]
こちらからご予約いただけます。

いろいろご報告することも他にもあるのですが、まあよかったら劇場でお話させてくださいませ。
ちけっと、ぼちぼち満席の回も出始めております、ぜひぜひ、お早めのご予約をお願い申し上げますです!

あと、3月コレ終わったら、と、5月のGWにもう一つ、企画が待っていたりします。
スゲー楽しみです。
ではでは、劇場でお会いしましょうです。

キョム終わって、色々バタバタして、やっとちょっと落ち着きました。いやはや。

もうぼちぼちいろんなコトをお出しできるかと存じます。

もちょっとだけ沈黙の日々をいただけますか。殻の時期です。
いつだったか誰だったかに言われた、黙るべき時が来るのだ、っていうこと、
それをしみじみと受け入れている。

じーっと、とりあえず出てくるのを待っている。
劇団員だけ、っていうのは、想像以上にきっと地獄が待っている気がするんですね、これが。

それでいい、と、誰が、って俺が勝手に思っているのですが、
まあそうなんでしょう

言いたいことも言わない、ってしてると、
そのうち言いたいことなんてなかったんじゃないか、と
ゆってみろ、と言われて全然言えない、いや、そんな当たり前っちゃ当たり前のことなのですが、
なんだ、
言葉にしなくっちゃいけなかったんだな、っていうことを噛み締めています。

俺、嫌いなヤツスゲーいるけど、
好きになったやつのこたあ絶対に守るよ、ってことですか
陳腐だけど身の丈にあっているって感じです、えーもうそりゃあもう

あ、全然関係ないんですけど、
大阪で甘粕が頑張っているみたいで、
あいつはなんだかそういうのを「ひいちゃう」才能があるんじゃないかといっつも思うんですが、
でも、
俺も思えば彼女のおかげで劇団を始めたようなものですので、
実は俺のことも

えらいの引いちまったなー

って思ってたりして、とか、勝手に思ったりします
思っててもいいんです、僕はきっといつだってそこに戻れる気がします。

ちょっと与太話をしてしまいました
甘粕の客演するコメディユニット磯川家がそろそろ東京は王子小劇場でやるみたいです。
お時間ある方、是非。

台本に戻りますですー
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HN:
キタガワダイスケ
性別:
男性
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