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ええ、そういえば。
劇団旗揚げて4年目、はじめてやります劇団員オーディション。
現在絶賛応募お待ちしてます。
最初に、ちょっと酔ってます。書かなくていいことまで書くかもしれない。
でも、最近本当に貝のようになってしまっている自分に気付いている僕は、
情けないながらもアルコールの力を借りて今自分のおもてること全部晒してしまいたいという
強烈な衝撃にキーボードを叩く手を委ねてしまっている気がします。
だから、以下に書くことは全部本当だ。長くなるだろうけど、読んでほしいのです。

なんで劇団員募集しようってなったか、ってことなんすけどね。
あけっぴろげに話しますけどね、
単純に「ずっと一緒にやれる人が欲しい」っていうその一心なのです。
嘘じゃないっす。もう本当にそれに尽きます。

僕スゴイ惚れっぽいので、すぐ俳優さんのこと好きになるんですけど、
まあそいでうちに出てください出てください言うんですけどね、
奇跡的にタイミングが会うことって実はそんなになくってですね、
毎回とんでもない数オファーの断られをするのです。ええ。もうそりゃあ。
それって実は東京の小劇場だと当たり前になっているのかもしれないのですが、
劇団の今後を考える身としては、こんなに不確定なこともなかなかないのです。
だって次や次の次やそのまた次の「予定」は決まっていくのに、
ダレが出てくれるかわからないんですから、これは困りモノです。
そういった意味では、毎回毎回とんでもない博打的なことをして公演を乗り切っているわけです。
改めて考えるとどひゃーですね、はい。

加えて。
一回の公演でウチは死ぬほど稽古します。
これはきっとどこの誰に聞いても多分そうだ、って言うと思う。
一見さんの役者さん、僕は
「その人の持ってる一番面白いところを全面的にプッシュ」
って考えて役を書いたり演出をしたりしているんですけど、
まあ死ぬほど稽古しても探れない事ってままある。
おたがい「こんなんやったっけこの人」って思ったり思われたまんま、じゃっ!ってなること、
すげーいっぱいあるんです。コレは真実。もちろんお客様の前に提示する以上、
板の上に立つに恥ずかしくない、自信を持ってお見せ出来る状態にまではします。
だから、僕も、もちろん俳優さんも、「この一回」の枠組みの中で結果をだそうとする。
もちろんそれ自体は否定するものではないのですが、それによって切り捨てたり
諦めたりしなくてはいけない事って言うのがもうそれは尋常じゃないのです。

だからこそ、もっかい、その次も、また、ってやりたいと思うんです。
一緒にやる、ってのはめんどくさいことも多ければ、
テメエこの野郎死んでしまえさもなくば俺が死んでやる、みたいになってしまうことも
まあ多々ありますけれど、七回やってきて、やっと、その「継続していくこと」で
広がっていくことのほんのさわりのようなものが見えた気がします。

「カムヰヤッセンの作りたい芝居」
ってのがあるとしましょう。てか、まああります、もちろんあるです。
でも、「どうやりたいか」は、毎回毎回集まったメンバーによって変わってきます。
複数回参加してもらっている俳優さんにはちょっとびっくりされますが、
毎回毎回「どうやるか」は変わります。
それは僕が「自分に持っていないもの」との出会いを切実に望んでいること、
そういう頭ガン殴られるような体験を心待ちにしているからです。
幸いなことにこれまで沢山の幸せな出会いの中で沢山のヘビー・パンチを喰らってきたのですが、
先にも書いたような、即効成果主義の中ではどうしてもヘッドギアをつけ、
拳にはグラブをしなくちゃいけない。それがもどかしくてしょうがないのです。

とまあ創作面からのアプローチになりましたが、もちろんそれだけではありません。

隠さず言います。一緒に劇団やってほしいです。制作面でも。
当たり前ですけど、僕一人でできることなんてたかがしれてます。
今回の公演で改めて実感しました。それはもう腹の底から。
だから、一緒に「劇団」をやってくれる人を募集します。
もちろん最低限の社会人としての当たり前、みたいなところは持ち合わせていて欲しいですが、
それ以上に、成り上がろう、っていう志を持った人に出会いたい。
野心、といってもいいかもしれない。目のぎらついてる人に出会いたいのです。

とまあ随分と書き散らかしてしまいました。反省なんかしません、言いたいこと書いた。
これまでカムヰヤッセンの作品にいまいちはまんなかった人、全然歓迎です。むしろ歓迎。
今度はあなたが僕とボクシングしてもらう番です。
僕も覚悟を持って望みます。どうぞフルボッコしに来てください。
お待ちしています。
詳細は劇団ホームページから。
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カムヰヤッセン、第七回公演「バックギャモン・プレイヤード」
東京京都併せて全日程が終了しました。
ご来場いただいた方々、
東京は駒場の手伝いに来てくれた皆様、
京都は大原の呼びかけに集まってくださった皆様、
スタッフの皆様、
キャストの皆様、
本当にありがとうございました。

いやーにしても。
思うところしかねえ。
座組のこと、ツアーのこと、劇場のこと、これからのこと。
全部は言えないけれど、とりあえず言おう、疲れた。

何に、誰に負けないためにがむしゃらにやってんだ。
そういうことと、
自分はコレが見たかったんだ、っていうの。

ある人のブログだかなんだかに、
「高二病」って書いてあって、吹いた。
中二病でなく高ニ病。ふふっ。

思うところはとりあえず、近しい人からゆっていこうと思います。

沢山のあきらめと、手に余るほどの希望を携えて、
いけるところまで言ってみようと思います。

改めまして、無事に終わりました。
本当にありがとうございました。

北川大輔
今年もどうぞよろしくお願いします。
さてさて。
稽古稽古の日々です。毎回毎回の座組で探り探りな所があるので、アレなんですが、
とても充実した稽古場になっているような気がします。気がしてるだけじゃダメやん。な。

毎回毎回過去更新を狙っているのですが、あんなのやそんなのもひっくるめて、苦悶しています。
僕は今回本当に人との距離のとり方が下手なんだ、ということを実感しました。ごめんなさいこれまでの皆様。

きっととっても重いんだと思う。
好きだとか、大事だとか、そういう全部のことが一緒くたになって、
もうひっちゃかめっちゃかです。そんな稽古場。なんだそりゃ。

もう当たり前のように好きな俳優さん、好きなスタッフさんしか呼んでいないので、
それはそれは毎日がてんてこ舞いです。
何年越しかの片思いが実った人、何公演ぶりかに一緒になってたくましさを感じる人、
毎回一緒に作ってくれる人、みんなに、みんなに最大限の敬意と愛とを。

これまでで一番ひっしゃがれそうです。ここを超えたい。今超えたい。
そしてあなたに見てほしい。作品で全部お返しします。
劇場でお待ちしております。以下詳細。

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(公財)武蔵野文化事業団提携公演[東京]・京都芸術センター共催公演[京都]
カムヰヤッセン 第七回公演
「バックギャモン・プレイヤード」
脚本・演出 北川大輔

こんなに凪いでいる時も珍しい、というほど穏やかだった。
しばらくそのコップの中の嵐を眺めた後、嵐は次第に収まって、夜がきた。
それから暫くの間、海は鳴かなかった。
海を知らなかった男は、海の絵を描こうと思った、
が、男は本物の海を知らなかったので、白い磁器のカップの絵を描いた。

こんな日はもう来ないのではないか、と思うほどその日は暖かかった。
庭に広げた洗濯物は、朝食の前にはしっかり乾いていた。そして朝がきた。
それから暫くの間、雨は降らなかった。
陽の光を知らなかった女は、太陽と話をしようとした、
が、女は本当の太陽を知らなかったので、庭に咲いている向日葵と話をした。

そこに住む人たちは皆、本当の海も本当の太陽も知らなかったのだけれど、
嵐はコップの中で起こるものだったし、
向日葵の向いている方向に太陽が出ていることは知っていたので、
特段そんなに困ることはなかった。
そういったものを自分たちが知らない、ことも知っていたし、
その知らないことすら知らない連中に比べたら、
自分たちは幾分かましだと思っていたから、
自分たちの知っていることに疑いを向けることも少なかった。

みんながそれでよかったんだと気づいたときには、
誰もカップの海を書くこともなかったし、向日葵は黙ったままだった。


今回のカムヰヤッセンは、そんな話になりそうです。

出演:甘粕阿紗子、小島明之、北川大輔、安藤理樹(PLAT-formance)、伊比井香織、
     今城文恵(浮世企画)、大西智子(あなざーわーくす)、
         岡山誠 (ブルドッキングヘッドロック)、尾倉ケント(アイサツ)、
         小玉久仁子(ホチキス)、齋藤陽介、辻貴大、西岡未央(悪い芝居)、
         埜本幸良(範宙遊泳)、森田祐吏(北京蝶々)、山脇唯(ヨーロッパ企画)

■東京公演
2012年2月9日(木)~13日(月) 於 吉祥寺シアター
全8ステージ

【日程】
2月9日(木) 19:30
10日(金) 15:00/19:30
11日(土) 14:00/19:00
12日(日) 14:00/19:00
13日(月) 15:00

【会場/地図】
吉祥寺シアター
JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅より徒歩5分


より大きな地図で 吉祥寺シアター を表示


■京都公演
2012年2月24日(金)~26日(日) 於 京都芸術センター
全5ステージ

【日程】
2月24日(金) 19:30
25日(土) 15:00/19:00
26日(日) 13:00/18:00

【会場/地図】
四条烏丸 京都芸術センター
阪急京都線「烏丸」駅、地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩5分
地下鉄東西線「烏丸御池駅」より徒歩10分


より大きな地図で 京都芸術センター を表示

■料金
前売 一般 3000円/学生 2500円 (※当日券は300円増)
※学生の方は当日受付にて学生証を拝見させていただきます。

■予約
東京公演の予約はこちらから

京都公演の予約はこちらから
から、ご予約できます!!



その他詳細は特設サイトカムヰヤッセンホームページ(携帯可)にて。



-----------------------------------
いよいよ、次回公演の全貌が明らかになってまいりましたー
やー、なんだ、スゲーな我ながら。毎回毎回すごい命がけ。

是非とも観ていただきたい。お忙しい時期かとは思いますが。
とりあえず、12月中にご予約、お振込み頂きますと若干チケット代安くなります。

手帳とにらめっこしながら、是非。

以下詳細です。
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(公財)武蔵野文化事業団提携公演[東京]・京都芸術センター共催公演[京都]
カムヰヤッセン 第七回公演
「バックギャモン・プレイヤード」
脚本・演出 北川大輔

こんなに凪いでいる時も珍しい、というほど穏やかだった。
しばらくそのコップの中の嵐を眺めた後、嵐は次第に収まって、夜がきた。
それから暫くの間、海は鳴かなかった。
海を知らなかった男は、海の絵を描こうと思った、
が、男は本物の海を知らなかったので、白い磁器のカップの絵を描いた。

こんな日はもう来ないのではないか、と思うほどその日は暖かかった。
庭に広げた洗濯物は、朝食の前にはしっかり乾いていた。そして朝がきた。
それから暫くの間、雨は降らなかった。
陽の光を知らなかった女は、太陽と話をしようとした、
が、女は本当の太陽を知らなかったので、庭に咲いている向日葵と話をした。

そこに住む人たちは皆、本当の海も本当の太陽も知らなかったのだけれど、
嵐はコップの中で起こるものだったし、
向日葵の向いている方向に太陽が出ていることは知っていたので、
特段そんなに困ることはなかった。
そういったものを自分たちが知らない、ことも知っていたし、
その知らないことすら知らない連中に比べたら、
自分たちは幾分かましだと思っていたから、
自分たちの知っていることに疑いを向けることも少なかった。

みんながそれでよかったんだと気づいたときには、
誰もカップの海を書くこともなかったし、向日葵は黙ったままだった。

今回のカムヰヤッセンは、そんな話になりそうです。

出演:甘粕阿紗子、小島明之、北川大輔、安藤理樹(PLAT-formance)、伊比井香織、
     今城文恵(浮世企画)、大西智子(あなざーわーくす)、
         岡山誠 (ブルドッキングヘッドロック)、尾倉ケント(アイサツ)、
         小玉久仁子(ホチキス)、齋藤陽介、辻貴大、西岡未央(悪い芝居)、
         埜本幸良(範宙遊泳)、森田祐吏(北京蝶々)、山脇唯(ヨーロッパ企画)

■東京公演
2012年2月9日(木)~13日(月) 於 吉祥寺シアター
全8ステージ
【日程】
2月9日(木) 19:30
10日(金) 15:00/19:30
11日(土) 14:00/19:00
12日(日) 14:00/19:00
13日(月) 15:00
【会場/地図】
吉祥寺シアター
JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅より徒歩5分


より大きな地図で 吉祥寺シアター を表示


■京都公演
2012年2月24日(金)~26日(日) 於 京都芸術センター
全5ステージ
【日程】
2月24日(金) 19:30
25日(土) 15:00/19:00
26日(日) 13:00/18:00
【会場/地図】
四条烏丸 京都芸術センター
阪急京都線「烏丸」駅、地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩5分
地下鉄東西線「烏丸御池駅」より徒歩10分


より大きな地図で 京都芸術センター を表示


■料金
前売 一般 3000円/学生 2500円 (※当日券は300円増)
早割 一般 2700円/学生 2200円
(■早割とは…
お早めにご予約いただけるお客様に、お値段を安くご提供させて頂きます。
2011年12月末までにご予約・お振込みいただけるお客様対象です。
お申し込みいただいたお客様にはもれなく、劇団グッズ500円クーポン券をお付けいたします。
なお、振込手数料はお客様のご負担とさせて頂きます。)

※学生の方は当日受付にて学生証を拝見させていただきます。


■予約
東京公演の予約はこちらから
京都公演の予約はこちらから
から、ご予約できます!!

その他詳細は特設サイトカムヰヤッセンホームページ(携帯可)にて。

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ご予約お待ちしております!!
もうこんなにいろんな要因で台本が動くのも珍しいってくらい鋭意リテイク中です。
みなさまお元気ですか。

鬱屈な毎日だったりして、それはそれで書いているときには非常にある意味健康的だったりするのだけれど、
そうじゃない所で思わぬ効果を産んでしまったりしていて、それはそれでとってもアレです。
なんだっけ。

なんやかんや言いながらいてもいなくてもいいところみたいなのに苛まれていて、
そういうことにいちいちビロビロしている自分にも更にイライラしていたりする。
うーん、根深けえなあー

なにに一番フォーカスを当てたらいいんだろう、っていうことにきっと今回は一番ナイーブになってしまっていて、
それが実はまだはっきりしていない。くそー困った困っただよこれ

もっと前から準備しとけ、ってこと?
ちがうよこれでもすげえ準備早いほうだと思うんだ
にしたってにしたって

今日、日本の問題を見てきて
詩森さんのグループが一番訴えたいことがはっきりしていて、
それはとっても今回の趣旨に合致しているような気がしていた。
直で噛んでいないから趣旨をちゃんとは知らないのを差っ引いても、
そもそも日本の問題、っていう大風呂敷を広げたんだったらそのくらいの趣旨は用意されているんじゃないか、
という勝手な想像に基づいたものでしかないのだけれど。

ニュース・メディアとしての演劇の効用は終わった、みたいなことを広田氏と以前話したときに
そういう話題になって、
では今演劇がやりうること、っていうのはなんなんだ、っていうのの
一つの答え、ではなかったかもしれないけれど、確実に向かうべき方向が分かった気がした。

この現代の大きな潮流への警鐘、とでも言ったらいいだろうか。
ニュースが、その単一の事象について考察を加えるものだとしたら、
演劇はそれらの総体、集合に対しての見解を述べるべきではないだろうか。
うーん、うまいこと言えていないけれど、今日確実にそれが見えた気がしたんだ。
もちろんそれはこの何ヶ月かうんこみたいな「情報番組」に携わったおかげだろうし、
そういう文体だったり文脈だったりをひたすらフォアグラ作るときの鴨よろしく
詰め込まれたおかげではあるんだろうけれども。
いや、もっとその前の会社的なところにインボルブしたことも乗っかってくるだろうし。

詩森さんの話は、もちろん万人が観て納得するものでは(その構造上の問題も含めて)ないとは思ったけれど、
劇評の中にそういう指摘をしている人が少なすぎて、それはそれでちょっと悲しくなった。
あ、ちげーや、そういう人はきっと劇評なんて書かないんだね、きっと。
どこが日本の問題なのか、っていう指摘もあって、
こんなに日本の問題なこともなかなかないじゃないか、って思った。
原発なんか行くよりずっと根深い問題だろう。

その光明が見えた所で、台本に戻ろうと思う。
Профиль
HN:
キタガワダイスケ
性別:
男性
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