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次回公演の構想を練っている状態で、
いろいろ思いついたので、ちょっとだけ、
毒づいてもよかですか。

最近、
もっと厳密には今年に入ってから、
これまでと比べ物にならないほど
いわゆる同世代の知り合い、というのが増えている。
だいたい25から22くらいまでの人たちだ。

最初は当たり前のようにその出会いが刺激的だったし、
(むしろそれ自体は今現在も変わってはいない。新しい人に会うのは刺激的だ)
単純に、「ああ、あなたでしたか」的な出会いに心躍らせたものだ。

んが、

最近ちょっとだけ不自由だ。

なんだろうともんもんしていたのだけれど、
ちょっとだけ言語化できるようになった。
それは、
同化の速さに対する戸惑い、
とでもいえるものだということに気が付いた。

ちょいちょい真面目に話をする機会が増えてきたからなのだが、
なにかトピック的なものを出すとして、
それに対する賛辞や同意のあやふやさがたまらないのだ。

明らかに
「いやいや、ちょっと待ってくれ」
なことを「同意」の文脈で挟まれることが多々あって、
僕はそれを「拙速な同化」と呼びたい。

単純にそれがコミニケーション上の潤滑油的用法として挟まれるならまだしも、
確実にそうではないだろう、と突っ込みたくなる所が多々あるのだ。
愛想として振り撒かれるのであれば、
その話し合いは何ら意味を持たないものとなるし、
そうならばそんな場所でガチになっている僕は相当恥ずかしいのだが、
まだ青筋立ったピエロになって踊っている方が気が楽だ。

当たり前だが、大風呂敷の上での共通性など、意味がない。
そんな大風呂敷、用意されるまでもなく
どこにだって広がっているからだ。(人類みな兄弟、とかね)

ではなぜ僕らは人と交わろうとするのか、人と関わりたいと思うのか。

それはきちんとお互いの間に境界が存在し、
絶望的に違う、ということを深く心に刻むからだ。


最近僕が感じていた拙速な同化への戸惑いは、
その境界を越えること(ないしは越えた、という思い込みでも構わない)に無自覚であること、
もっと平たく言えば
つながることへの盲信が薄気味悪いからだ。

その端的な例が、無意味なカテゴライズだ。
「○○系」「○○出」「○○歳の集い」的なあれだ。
アゴラの14歳の企画以後、雨後のタケノコみたいにぽつぽつ見受けられるのだが、
彼らがその安直さを危惧していたことはHPを見れば明らかだ。
むしろ、そこへの相当な配慮があったからこそ、
企画として面白かったのだと思うのだ。

理念を失ったフォルムは意味がないばかりか害悪ですらあると思う。
安直なカテゴライズが大好きなこの国で、
(きっと歴史的に切実なカテゴライズが求められた、
切迫した場面がなかったからだと勝手に推測するが)
その共通性ばかりに目を向け、
以下切り捨て、としてしまうのはあまりに愚かだと思うのだが、どうだろう。
「分かるよ」、「同じだね」、という言葉を乱発するのは、いわゆるペテンの常套手段だ。

僕たちは絶望的に違う、だからこそ切実に、
互いの近しいところや琴線に触れるところを探すのだ。
それはあくまでも徹底的に分かり合えない、という絶望に一度立つべきだと考える。

あー、思ったままに乱暴に書いてしまった。

次回はこんな話にまたなるのかしら、とか、とか。
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