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次回公演の話である。

ここんとこ、自分の手の届く範囲の物語(と言うよりはもはや自分自身の話)を
ずっと書き続けてきたのだけれど、
僕は多分もっと、他人を見た話を書かなきゃいけない気になっている。

なんだか、自分の話を書く事の脆さ、危うさを感じ始めている。
なんだか、自分の領域の狭さをひしひしと感じている。
自分の語彙の少なさ、表現方法の乏しさ、思考経路の単調さ。

もっと他人を、というと変な話なんだけど、
他人の語る言葉に、もっと敏感にならなくっちゃいけないんだ。
誰だってそうなのかもしれないけど、
他人の発するメッセージは(言語、非言語に限らず)
結局のところ自分の言語体系の中で処理されてしまう。
他人の言語体系(ないしは思考体系)をインポートすること
(究極的には不可能でもあるし、
ちょいと拝借、みたいなのとも、僕が考えているのはきっと違う。)
は、それはそれは大変なことなんだろうけど、
本当はそのための努力をし続けなくっちゃいけないのじゃないかしら、って思う。

本当に他人のことは分からない。
だからこそ、他人を想像し続ける努力を、
僕は怠ってはいけない。

他人が自分の中に入ってくることへのヒステリックなまでの恐怖。
その裏返しの、入ってきた人への執拗な執着。

その意地汚さと浅ましさ、みたいなものを、
次の公演では書きたいと思っている。

閉じた世界で「それが正解だ」と思っている人に、
ふとした他世界との衝突は、それが正解でないことを突きつける。
それでもその「正解」というもの、に、しがみつこうとする人々の、
滑稽で危うい話をしようと思います。

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 ちゃんと更新してますよ、奥さん。

今日は五反田団を見て、伊坂とカラオケに行く。
本当に半年振りくらいにカラオケ行ったなーと思う。

さてさて。
五反田団は、正直よくわかんなかった。
というよりは、最近三鷹に芝居を見に行くたびに思う、
あの劇場の広さ。
美術空間のうまさでいえば、
サンプルのカロリーの消費と、スロウライダーのアダムスキーが双璧かしら。
というより、やっぱこの劇場はとてつもなく大きいところだった。
と、しみじみ。
いろんな関係者の人にあって、
ああ、お久しぶりです、と。なる。
いろいろ頑張らなくっちゃな、と気を引き締める。


帰りにてくてくうだうだ話しながら、色々整理がつく。
彼は言葉をすごく慎重に選ぶ分、早くはないが、ロスも少ない。
クレバーだと思う。
ああいうのって自分の周りには珍しくて、ちょっと興味深い。
どうしても(自分も含めて)会話(というよりはもはや議論か)は
熱を持てば持つほど早くなっていく傾向にあって、
まあそれは私生活だけでなく、稽古場でも起こっていることだ。
うちの稽古場は、
僕が(自覚あり)結構速いスピードで、しかも膨大な数の語を使うことがあって、
だから結果として
スピード重視の稽古場になってしまうことがよくある。
速度至上主義みたいなところでやってきてしまっていると感じさえする。
(製作時間の短さを思えばある意味しょうがないことだとはいえ)
それだけじゃあんまり効果がない、というよりは
効率だけを求めても仕方ないものなんじゃないのか、演技なんて、
って思ったりする。

僕はすぐカリカリしてしまうので、
結構演出の上書き頻度が高いほうなんじゃないかと思う。
「はい、これ」「じゃあ、これ」「なら、これ」
待つことの大事さ、って言うか、
いや、そんなの昔から分かってるつもりではあるんですが、
腰をね、すえてね、やりたいもんですよね。
どっしりと。

にしても彼は平気でものすごく長い沈黙を作ったりして、
なんだけど僕はあんまりそれが不快でもなく、
なんだか「そうよねえ」みたいになる。
不思議だなー、って思う。
ちょっとささくれてるときほど、ちょっとこっちが拍子抜けしてしまうような
彼の生態リズムに、与しやすくなる自分がいる。
なんだか不思議だ。
結局はなしはナンシー関あたりに落ち着いたのだが、

どうでもいーけどナンシー関が今熱い。

信仰の現場、というタイトルの文庫本なんだけど、
コンセプトはタイトルそのままに、

「信仰(=傍から見るとけっ、とかうわっ、とかいっちゃいそうだけど、はまってる人々にとっては死ぬほど居心地が良い、ということ)の現れる現場に潜入して密着レポる」

というものなんだけど、
これを井の頭線の中で読んじゃったせいで、
ずーっとにやにやしてる気持ち悪い人になってしまいました。

でもね!これその現場のチョイスが絶妙すぎる!

たとえば、
「ウィーン少年合唱団のコンサート会場(=彼らの追っかけのルポ)」
「毒蝮三太夫のラジオの公開録音会場(=毒蝮のファンの爺さん婆さん)」
「矢沢永吉の地方コンサート会場(=いわずもがな)」

みたいな。

いまさらナンシー関ってどうなのよ、って感じなんですが、
いや、ぜひ、読んでみてください。
ナンシー関の回し者でした。

昨日は今度やるところの通し練を見て、
久々の友人と飲む。

通しは素敵だった。
なんだかいろんな懐かしさやら思い出やらが
だらだら自分の中に流れてしまった。
歌の力は偉大だな。
芝居の台詞よりも圧倒的にキャッチーだ。
いやー、
面白くなるのね、多分。

で、その足で友人宅に向かう。
久々だったなーほんとに。

ものを作る、ってことは
大なり小なり
人の思いの上に乗っかってるものなんだなーと、
改めて実感する。

素の形、ね。素の形。

勉強するべきことは
本当にたくさん残っている。

こういう
全然違う分野のはずのことが、
何だ、結局同じことを言ってるんだ、
と気づくときに、
新しい言葉や考えが
びっくりするような勢いで増えるんだろう、きっと。

結局朝ご飯までごちそうになってしまいました。
バターチキンカレー、旨かったっす。

さて、今度こそ五反田団を見てきますのすけ。
すっごいどーでもいいことなんですが、
まあちょっとしたところに文書書いてもってく事になったんですわ。
そしたら。

生まれて初めて、
「自主規制」
なるものの生まれる現場に遭遇しました。

ひょーっ。

曰く
「まあ、パブリック度の高いものですので」
「モンスターペアレンツってのがいるんで」
とかとか。

なんのこっちゃい。
タバコとハッパの話は、鼻くそを食べる話になりました。
(なんのこっちゃ分からんですね、すません)

昔、漢文の先生が
「この国ではおっきな声出して騒いだ奴がうまい思いをする」
っていってて、まあ何となく漠然とそんな感じの出来事があったような、
的なところで生きていたんですが。

向こう側の担当者の
「いや~ほんとすいません」みたいな顔を見て、
ああ、この人たちはきっと大声を出されてきたんだろうなあ、
としみじみしてしまいました。

ちなみに原稿はソッコー書き直しました。
何だかなあ、と思う今日この頃です。
試験がやっと終わりました。色々一息。ふぅ。

観劇の週です。

アゴラで観たポルポル(PORT+PORTAIL)は素敵だった。
たこを食べてしまうワニの話。影絵。コンテンポラリーダンス。と朗読。
心地よいリズムと影絵。ほーっ、と。

チヒロさんが出てるコマツ企画。
現代コミュニケーション論入門、実践編みたいな感じだった。
脱いでいた。

スロウライダーの最終公演。
トップスももうすぐ終わりなんですねー、っと。
ゾンビフツーに話してたし。
言葉の端々に山中さんを思い出す。

とまあ、うろうろしてました。

そろそろ、いろんなものを告知させて頂くことになるかと!
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